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骨粗しょう症などの薬剤と顎(あご)の骨の関係について

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骨粗しょう症(骨粗鬆症)の薬について

~女性の6人に1人は骨粗しょう症になる!?~

現在、骨粗しょう症は本邦では1000万人以上のかたが関連する病態と考えられており、その予防、治療に対しては多くの種類の飲み薬、注射薬が使用されています。

これらの薬は「骨の破壊を抑える薬」「骨の形成を促す薬」「骨の材料を補う薬」の3種類に分けられます。骨がもろくなっておこる骨折を予防するためには別のページの表のように「骨の破壊を抑える薬剤」の有用性が高く、現在最もよく使われています。またいくつかの薬を組み合わせて治療することもあります。これらの薬は大変重要であり、特にご高齢の女性のかたにとっては大きなメリットがあります。

しかし残念ながら、あとでご説明するようなお薬によるあごの骨に対する副作用が問題となってきており、このトラブルでお悩みのかたが増えてきています。

骨の破壊を抑える薬
  • ビスフォスフォネート薬(BP薬)

特長:この薬剤は骨に取り込まれて骨を強化します。その結果、骨からカルシウムが溶け出すこと(骨吸収)を抑制し、骨密度を増加させ、背骨や太ももの骨の骨折の発生率を減少させます。腰や背中の痛みを経減するものもあり、現在、骨粗しょう症治療の第一選択薬となっています。1日1回服用するものと週に1回、1ヶ月に1回服用するものがあります。また、注射剤やゼリー剤もあります。

  • 選択的エストロゲン受容体作働薬(SERM)

特長:骨など、体の特定の部位でのみ、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをして、骨吸収を抑制し、骨密度を増加させます。

  • 抗RANKL(ランクル)抗体薬

骨の新陳代謝に働く、破骨細胞

特長:RANKL(ランクル)というたんぱく質が骨吸収の際に働く破骨細胞の活性化に必要であることが知られています。この物質の破骨細胞への取り込みを抑制することで、骨密度を増加させ、骨粗しょう症に伴う骨折を減少させます。6か月に1回皮下注射するお薬です。

  • カルシトニン薬

特長:破骨細胞を抑制し骨量減少を抑えます。また脳内で鎮痛物質に変わるため鎮痛効果があります。

骨の形成を促す薬
  • ヒト副甲状腺ホルモン薬

特長:骨組織は、「破骨細胞」が古くなった骨を溶かし(骨吸収)、そこに「骨芽細胞」が新しい骨を作って修復する(骨形成)というサイクルを繰り返して、骨の構造や強度を保っています。骨形成促進剤は、骨芽細胞の数を増やし骨形成を促進することで、骨の量を増やし骨を強くして、骨折リスクを減らすことができます。

骨の材料を補う薬
  • カルシウム薬

特長:食事でのカルシウム摂取不足、乳糖不耐症、胃腸の手術後などに使用されます。他剤と併用することが多いです。

  • 活性型ビタミンD3薬

特長:腸でのカルシウム吸収を促進させ、骨量低下を抑制し骨折頻度を低下させます。筋力低下を防ぐため、転倒予防効果も注目されています。カルシウム摂取不足、胃腸の手術後などの患者さんに使用されます。

  • ビタミンK2薬

特長:骨の形成を助け骨折を予防します。骨形成が低下している高齢者に適しています。

モノクローナル抗体製剤

特徴:最近登場した製剤で骨形成促進と骨吸収抑制という2つの作用を持つ骨粗鬆症治療薬で、今後の使用頻度の増加が予想されています。

骨粗しょう症に使われる薬剤のまとめはこちらをご覧下さい  

 

骨粗しょう症の薬剤によるあごの骨に対する副作用
あごの骨の炎症(骨髄炎)、あごの骨の壊死(えし)

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